今日は、地元である八幡浜の国際交流協会の総会に参加してきました。皆様のご厚意により留学のチラシも配らせて頂きましたが、それ以上に様々なご質問を頂き、私の方がビックリしました。(@_@;

私の知る限りの県内の状況をまとめておきます。

1.観光としての国際交流
事務局長さんもおっしゃっておりましたが、パンフレットの英語化すら、まだ進んでいない状況です。これは大洲市と共同で進められるそうなので、それを待ちたいところですが、それ以上に、(愛媛どころか)四国は、まだまだ知られていない状況です。

一方、観光に関するイメージは海外の方と日本の方とは、ちょっと違う感じがしております。

海外の方は、観光や旅行というものに非常に価値を見いだしている感じを受けます。

また日本は、現在、大城市長がおっしゃったように昨年度1300万人も来るような国になったわけですが、多くは買い物です。四国は4%程度というのは、その通りです。

一方、上流階級の方は、日本でも都市部を離れ、田舎を目指す方向にあります。今、北海道はブランドですが四国にもチャンスはあると思っております。しかしそのためには行政の連帯が必要です。

また受け皿をどう作るか?という問題があり、どうしても国際交流をボランティアでとなってしまいますと、十分なサービスが出来ません。多くの自治体が頭をかかえるポイントの1つですが、マネタイズ出来ないことが、最大の問題です。

また海外の方が、それを見たいと思うものがあるかどうかです。私は、八幡浜の自然や環境が好きですが、これをそのまま海外に売るのは、非常に厳しいと思います。そこでイベントなどを立ち上げる、ホームステイなどなるべく行政に負担をかけない形での民間レベルの交流を行うなどして、少しづつ広げていくのが得策と考えます。

2.県内の物産の輸出に関して
県のお金を使っての展示会などは、やれるでしょうが、定期的、継続的に輸出できるか?というと厳しいと言われざるをえません。現地の欲しいものとこちらの輸出したいものがズレているのが実情です。

行政が現地に行くと、当然、相手先も対応をしてくれますが、基本、よそ行きの対応です。
「それはいいですね。こうしたいですね。」と言いながら、ほとんど覚えていない、もしくはその場限りの返事ということが多い気がします。今、ある物を売るというよりも、地元の特産、特長を生かして、現地が欲しがるものを開発するような意識をもたないと厳しい気がします。また東南アジアでも、スーパーには物があふれています。それこそ夕張メロンもありますし、九州の葉ものもあります。ハート型のスイカすら売っています。またみかんは、旧正月に中国系の方が、召し上がりますので、需要は高いですが、現地との味の違い、また価格が現地のみかんと比べ約4倍になるなど、厳しい状況です。よって、高くても買ってもらえる、しかも継続的に買ってもらえるような方法を考えないとツライです。

3.子供たちの国際交流に関して

県内の交際交流協会の持つ子供たちの国際交流は、多くは市町村と組んで行う海外派遣事業です。内子町は、「町興し」という大義名分のもと、既に20年の実績もあり、また国際交流が、そのまま町に還元出来ている成功事例だと思います。一方、国際交流に関しての基礎的な哲学がない場合、安い海外への修学旅行のようになっている所もあります。その場合、その市町村に対しての還元がないばかりか、そもそも子供たちも安い海外への旅行程度の認識ですので、子供たちにもプラスになっているかどうかは分かりません。場合によっては、その国を嫌いになって帰ってくることもあるかも知れません。

国際交流に関しての哲学の問題でしょうが、国際交流や海外派遣と旅行とは違うわけですので、そこをキチンと理解していないことが問題だと思われます。

八幡浜市は、先輩方々の努力により海外派遣事業がスタートしていたのですが、現在では、人口減の問題、及び財政の問題で現在、中断している状況です。しかし海外に子供を行かせるだけが国際交流ではありません。海外からの学生を受け入れる、そして市内の子供たちとの交流を促すということも方法の1つです。

英語の問題も出ておりましたが、グローバルという視点で言えば、英語は、4番目くらいで、他の要素の方が重要です。1つは、教養(リベラルアーツ)、1つはクリティカルシンキング、そして多文化を理解するオープンマインドです。よってまずは多くの海外の方や海外の文化と触れ合う機会を与えていくことが大事だと思います。