マレーシアでの日本語教育
マレーシアは、ルックイースト政策を取っていたこともあり、日本語熱がかなりあります。
今回、お邪魔した学校も、現地の日本語の先生からのご紹介でした。
なぜ今回は、ローカルな学校への訪問にしたのか?
今回の学校は、日本で言えば霞が関のような官僚街にあります。実は、マレーシアは、クアラルンプールに何かと密集しており、都市の過密化が問題となっており、特に渋滞は酷いものがあります。そこで、一部の首都機能(行政機構)をプトラジャヤに移転させました。このプトラジャヤにある学校が、今回訪問した学校です。なので、通う生徒の親の職業と言えば、官僚や外交官などです。(^-^;;
今回は、日本側で予定していた学校から都合でNGとなり(NGとはハッキリ言わないですけどね。)どうする?と現地で慌てて探したのですが、アン先生(有名な日本語の先生)のおかげで、このような素晴らしい学校に行くことが出来ました。現地の方も「本当、ビックリしました。実は、マレーシアは、公立学校の方が、私立学校よりも訪問するのが難しいのです。(私立は、割りと簡単に受け入れてくれます。)文科省のような省庁に連絡をして、最低でも約1か月程度待って、許可が出てから訪問となります。」とおっしゃってました。私立のインターナショナルは、基本OKのところが多いのは事実ですね。今回は、アン先生のおかげで、なんと3日で文科省もOK!マレーシアで有名な日本語の先生ということで、一発許可になりました。
あらゆるところに日本語が・・・
学校のあらゆるところに日本語を貼っています。これも、マハティール首相のルックイースト政策の賜物でしょう。今回は、この学校でプレゼンを実施する運びとなりました。
現地ではプレゼンテーションをします。
日本の学校ではあまり行わないプレゼンテーションですが、弊社のプログラムでは、必ず実施しています。本プログラムの目標は、グローバル人材の育成ですので、単に海外に行って英語を勉強しました・・・という形ではありません。海外の生徒や先生の協力のもと、真のコミュニケーションとはどういうことか?自己の意見、立場をどうすれば世界に伝わるか?などを考えてプログラムが出来ています。
プトラジャヤは、特別区ということもあり、「ご子息・ご令嬢」が通っている印象です。当然、保護者の方も、それなりの地位の方でしょうが、それにしても、日本語がここまで浸透しているとは思いませんでした。
今回は、日本の生徒の皆さんには、おのおの発表するテーマを事前に決めてもらい、約5分間、英語でプレゼンテーションしました。
今回の参加者は、中1~高3生ということで、英語力・内容ともにレベルはバラバラですが、「日本のことを伝えたい!」という気持ちは、現地の皆さんに十分に届いたと思います。
グリーのプログラムでは、毎回プレゼンテーションが入ります。将来、日本を代表して外国の方に日本を伝える役割を担う人材を作るという使命があるからです。今回は、マレーシアのセカンダリでしたが、大学の先生の前でとか、もしくは日本人会の方々も招待してのプレゼンテーションとなることもあります。
2014年からマレーシア留学を手掛ける。会社員時代の友人がマレーシアから来ていたこともあり、今では毎年マレーシアを訪れるほどに。観光よりも、仕事ということで、観光地は知らずとも、大学やインター校には、やたら詳しい。留学の他に、学習塾、日本語教室も経営しながら、東南アジアからの学生の受け入れなども手掛ける。